逆転少女

年上の少女が年下の少女に弄ばれる小説を中心に書いています。※当ブログは性的表現を含みます。18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。

Brave New World 四日目 2/3  

それから部活までの間、他の生徒に気付かれないか気が気ではなかった。
5限は数学だった。
運悪く指名されてしまい、黒板に数式を書くハメになった。
教壇付近は床が一段高くなっているので、スカートの短い子は時々中が見えそうになる。
自分はさほど短くしていないので大丈夫だとは思ったが、ふとした弾みで見られてしまうのではという思いが頭から離れなかった。
6限は移動教室だった。
なるべくゆっくりと、人の後を歩く。
授業が終わり放課後になるころには精神的に疲弊していた。

音楽室には既に茜が居た。
私が入ってきたのを見ると、意味ありげに微笑んだ。
「茜、ちょっと」
他の部員に怪しまれないよに、部活関連の用事を装って呼びよせる。
「ここじゃ楽器の音でよく聞こえないから廊下で話しましょう」
廊下に出て、周囲に人が居ないのを確認する。
「茜、私の下着を返して」
「あれぇ?部活の件でのお話じゃありませんでした?」
「それは口実で…と、とにかく、早く返しなさい」
「先輩って可愛らしい下着を穿いてらしたんですね。もっと大人っぽいのかと思ってた」
「い、いいでしょ、別に。それより…」
「まあ落ち着いてくださいよ。あ、人が来ましたよ」
振り返ると、同級生の部員がこっとに来る所だった。
「友子、それに茜ちゃん、こんにちは」
「先輩、こんにちは」
何となく気まずかったので、片手を挙げるだけの反応で返した。
「友子、話があるんだけど」
「あ、じゃあ部長、私は練習に戻りますね」
「あ、ちょっと…」
止めようとしたが、茜はそのまま音楽室に消えていった。
「ねえ友子、最近あの子と仲良いよね」
「え、な、なんで?」
「いや、最近二人で話してるのをよくみかけるし。それとなんていうか、雰囲気かな。入ってはいけないというか…」
「何それ」
笑ってごまかす。
「私はただ、茜の演奏について指導してるだけだから」
「それは分かってるよ。ただ、一人の部員にたいして熱心になりすぎるのは他の部員に示しがつかなしからさ。プライベートで仲良くする分にはいいけど。まあ、友子は私に言われるまでもなく分かってると思うけど、一応ね」
「うん、ありがとう」
「じゃね」
そう言って彼女は音楽室に入っていった。
どうやら心配させてしまっていたみたいだ。
部活とプライベート…
公私混同には気をつけていたが、自分が見えなくなってきているのかもしれない。
このままではいけないのは分かっているが…
私は弱い人間なのだろうか。

楽器の練習は大抵椅子に座りながら行う。
座っている時に足の間からスカートの中が見えてしまわないだろうか。
もちろん気をつけていればそんな心配はない。
そもそも目の位置や明るさの問題からしても見えることなんてほとんどないのだ。
大丈夫、きっと大丈夫だ。
「先輩」
いつの間にか茜が後ろに回りこんでいたらしい。
先輩の右斜め前に座ってる子、いますよね?」
「え?ええ。彼女がどうかしたの?」
「私ずっと見てたんですけど、あの子さっきから先輩のほうチラチラ見てるんですよ」
「え、まさか…」
その時、その子と視線が合った。
向こうは慌てて俯く。
なんだが顔が紅潮しているようにも見える。
「もしかして、気付かれちゃったんじゃないですかぁ?」
「そ、そんな!そんなこと、あるはず…」
「でも、それにしてはあの子の反応は不自然ですよね」
心臓の鼓動が早くなってきた。
「大事な所、見られちゃったかもしれませんねぇ。先輩の恥ずかしい性癖も気付かれちゃったかも?」
「ど、どうしよう」
「でも大丈夫ですよ。あの子、人に言うような子じゃないですから」
「そ、そういう問題じゃないでしょう」
「もし理由を聞かれたとしても、朝急いでたから穿き忘れちゃったの、とでも言っておけばいいんですよ」
「そんな、ムリがある」
「だから大丈夫ですって。それとももしかして、見られて感じちゃったとか?」
「そんな訳、ないでしょ」
「ですよねぇ。見られて興奮するなんて、それじゃ本物のヘンタイさんですもんね」
これは恥ずかしいなんてものじゃない。
部長としての尊厳というか、大切なものを失ってしまった気がする。
あの子は私にゲンメツしただろうか。
胸をしめつけられたような苦しさ。
だが同時に、脳がジーンと痺れるような快感も含んでいた。
後悔の念と、もっと見てもらいたいという思いの間で気持ちが揺れ動く。
もう戻れないかもしれない。
茜の微笑は、そんな自分の気持ちを見透かしているかのようだった。

部活終了後、友人に呼び止められた。
「友子、今日は一緒に帰れるんでしょ?」
「あ、ごめん…まだやらなきゃならない仕事が残ってるのよ」
「そう…」
「ごめんね。これが終わったらまた一緒に帰ろうね」
「うん…あまり根つめないでね。私に手伝える事があれば何でも言ってよ。協力するしさ」
「ありがとう。でも大丈夫だよ」
「そう…」
まだ何か言いたそうだったが、結局そのまま帰っていった。
心配してくれる事への感謝と申し訳なさ、嘘をついている事の後ろめたさ。
本当にこのままでいいのかという思いは今もある。
ただ、以前の自分とは明らかに何かが変わり始めている。
いや、内に秘めていたものが少しずつ表に出てきたというべきか。
そしてそれを自分で認め始めている。
戻れるだろうか。
一昨日までならまだなんとかなった気がする。
もともとは断るはずだったのに、結局そのままズルズルと…
というより、元に戻ろうという気持ちが日に日に小さくなってきている。
なんだか、このまま茜に身を任せて、堕ちる所まで堕ちてみたい気もしてきた。
この後、自分はどうなってしまうのだろうか。

礼によって例のごとく、電気の消えた音楽室で茜を待っている。
茜は四日前のあの時から、こうなることを予測していたのだろうか。
むしろ、私は茜の計画にうまく乗せられてきたのかもしれない。
成り行きでこんな関係になってしまったとばかり思っていたけど…
だとしたら、こうやって待っている事にも意味があるのだろうか。
「先輩、お待たせしました」
ドアから茜が入ってきた。
「早かったわね」
「とりあえず、荷物を取りに行ってただけなんです。この後また少しだけ行かなければならないんですけどね」
「そうなんだ」
そういえば、茜は昨日もバッグを取りに行っていた。
中には目隠しと、確かギャグボールという物が入っていた。
今回も使う気なのだろうか。
「でも、まだやる事残ってるんでしょう?どうしてここに戻ってきたの?」
「今回は友子さんに確認しなくてはならないことがあって」
初めて友子さんと呼ばれた。
「確認?」
「はい。一応本人の気持ちを聞いておかなければならないと思って。友子さんが嫌がっているなら無理はしたくないですし」
「今まであれだけの事しておいて、今更じゃない?」
冗談ぽくいうと、茜も笑った。
「確かに酷い事してきたとは思いますけど、もともと友子さんを苦しめるつもりはないんです。それで、今回のもいままでよりハードなんですよ。だからそういう意味でも、本人はどう思っているのか知るべきかなって思うんです」
「そうねえ、確かに最初は嫌だったわ。どうしてこんな事するんだろう、何とかして元通りにしなきゃって、随分なやんだしねぇ」
「うう、すみません」
茜は照れたように身を縮めた。
「でも、最近ではなんていうか、その…こういうのもアリなのかなって」
茜の目が輝いた。
「あ、でも少しだけよ?まだ完全に受け入れた訳じゃないんだからね」
「はい。でも嬉しいです。嫌だからもう付きまとうなって言われたらどうしようかって、少し心配だったんです」
「少しね。でもまあ、私も安心したわ。茜が私を気遣ってくれてるのが分かって」
「えへへ」
「でも、今日は何をするの?今までよりハードとか言ってたけど」
はい、今日は校内をお散歩しようかなって思ってるんです」
「え、お散歩?」
「もちろんただのお散歩じゃありませんよ。友子さんには犬になってもらいます。全裸で」
「ぜ、全裸!?でも、それはさすがにマズくないかしら」
「そのためにこれから調べてくるんですよ。どこかで人に見つかりでもしたら困りますもんね」
「困るというか…」
「じゃあ、そろそろ行ってきます。10分くらいで戻ってこれると思います」
「あ、私も行こうか?」
「いえ、ここで待っていてください。こういうのは私に任せて、友子さんはそれまでゆっくりなさってて下さい」
「そう?それならお任せします」
「はい。それじゃ行ってきますね」
茜は元気よく音楽室から出て行った。
「ふぅむ…」
茜がそこまで考えていてくれたとは思わなかった。
確かに今まで強引な所もあったけど、ちゃんと配慮してくれた上での事だったんだ。
部活後私を待たせていた間、茜は毎回人が残っていないかどうか調べていたのかもしれない。
私がこうなったのも茜の計画に乗せられたからなのだろうが、今は怒りの感情はなかった。
さっきも私の意志を確かめてくれた。
あの様子では、私が嫌だと言えば茜は本当に何もしてこなかっただろう。
そう思える優しさが彼女から感じられた。
芽生え始めている茜への新たな感情。
「散々酷い事されたのになぁ」
そんな自分が可笑しかった。
しかし、本当に良かったのだろうか。
全裸で校内を歩くなんて、どうも現実感が湧かない。
茜は本気らしいが、やはり実行するのだろうか。
さっきは成り行きで受け入れてしまったけど、冷静に考えてみるととんでもない事だった。
もし見つかったら、もう学校には来れなくなるだろう。
それでも、裸で歩く姿を想像すると興奮してしまうのだった。
[ 2007/07/06 00:25 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

Brave New World 四日目 3/3 

「お待たせしました」
「お疲れ様。で、どうだった?」
「問題ないです。二年三組の教室に数名残ってましたが、もう帰る支度をしてました」
「先生に見つかる事はないの?」
「それも大丈夫ですよ。殆どの先生は帰られましたし、教室用の玄関もここの反対側ですから」
「そう、なんだけど」
「そろそろ始めましょう。心の準備はできてますか?」
「え、と…多分」
「もし不安なら、今日じゃなくても…」
「ううん、大丈夫だから」
「そうですか。それならいいんですが」
覚悟は決めたのだ。
茜の顔つきが変わった。
全身が期待で震える。
「じゃあ、早速脱いでもらおうかしら」
「分かったわ」
「分かったわ、じゃないでしょう、友子?」
「分かりました、茜様」
制服を一枚ずつ脱いでいく。
手が震えてボタンを外すのに時間が掛かった。
「おや、もうこんなに濡らしてたの?はしたない子ね。じゃあ次はこれを付けてあげる」
「これは…」
「言ったでしょう?犬の格好をさせるって。さあ四つんばいになりなさい」
「は、はい」
言われた通り四つんばいになると、首輪を付けられた。
「いい?今からあなたは私の言う通りにするのよ?」
「はい」
「よろしい。じゃあ友子、お散歩に行きましょ」
「は、はいっ!」
鼓動のスピードが信じられないくらい速くなった。
思考がボンヤリしてくる。
茜にリードを引っ張られながら廊下に出た。
電気は点いていないので、窓から差し込む光が頼りだった。
しばらくの間、茜の後に続く形で廊下を這い進んだ。
茜は時折振り返っては「いい子ね」と言って頭を撫でてくれる。
「この階は一年生の教室があるのだが、どの教室からも明かりは漏れていなかった。
廊下の突き当りまで来た。
「階段を降りるわよ」
言われた通り、一段ずつ降りていく。
二階は三年生の教室がある。
やはりどの教室からも人の気配はしない。
「友子の教室まで行きましょ」
三年五組の教室まで来ると、茜は立ち止まった。
「中へ入りましょうか」
そう言って教室のドアを開けた。
言われるまま、私も中に入って行く。
「ここでいつも、友子は授業を受けているのね」
「はい…」
「クラスメートが今の友子を見たら、何て言うかしらねぇ」
「いやぁ、言わないで…」
「きっと皆、友子のことケイベツするでしょうねぇ」
「そんなぁ」
「そうは言っても、ほら、ここからこんなにエッチなお汁が溢れてきたわよ。身体は正直ね」
恥ずかしくて、顔に血が昇ってきた。
「皆に本当の友子を見てもらおうね」
クラスメートが私を見下ろしている映像が鮮明に浮かんできた。
「ほら、皆が友子の恥ずかしい格好を見てるよ。恥ずかしいね、どうしよう?」
「やぁ、皆見ないで…」
興奮のあまり目眩がしてきた。
「もっとここに居てもいいんだけど、時間もないし移動しましょ?」
「は、はい、茜様…」
再び廊下に出る。
階段の所まで来ると、茜は下に降りようとした。
「ま、待ってください。下には…」
この下には二年生の教室がある。
「大丈夫よ。もう三組の生徒は帰っただろうし。一応確認してみるわ」
本当は怖かったが、仕方なく一緒に降りた。
どの教室にも、生徒が残っている様子はない。
「やはり帰ったみたいね」
「はい」
「ここを通って、向こうの階段から戻りましょ」
「え!?それは…」
「嫌なの?」
「いえ、分かりました」
てっきり、もと来た道を引き返していくものと思っていたので、少し戸惑ってしまった。
「友子、あなたは私の何なの?」
「い、犬です…」
「そうね。だったら私はあなたの何?」
「え、と…飼い主、です」
「そうね、飼い主。つまりあなたのご主人様なのよ」
「ご主人様…」
「そう。友子、分かったなら行くわよ」
「はい、ご主人様」
静まり返った廊下に、上履きの擦れる音と私の荒い息が吸い込まれていく。
廊下を半分過ぎた頃だろうか、後方から誰かの声が聞こえた気がした。
茜にも聞こえたのだろうか、立ち止まって耳をすませている。
複数いるらしい。
三人ほどだろうか。
話し声は次第に大きくなってきた。
一気に血の気が引いた。
突然の事に、身体が硬直してしまった。
「隠れるわよ!」
そう言って、茜は一番近くのドアに私を引きずり込んだ。
喉を締め付けられたのでムセそうになったが、かろうじて堪えた。
「まさか人が来るとはね」
「茜にも予想外だったのか、それでも不安げな様子を私に悟られまいとしていた。
足音がよく聞こえる。
大分近くまで来たようだ。
話の内容からして、三組の生徒が忘れ物を取りに戻ったらしい。
「あれ、もしかしてこの教室って…」
茜の顔が曇っていく。
「こっち!」
思い切り手を引っ張られる。
教壇の裏に隠れるのと教室のドアが開くのにほとんど差はなかった。
「ねえ、さっき何か聞こえなかった?」
「え?オバケ?」
「ち、ちょっとやめてよこんな時に…」
「もう、ほんと怖がりなんだから」
「元はといえば、あなたが鞄忘れたから…」
「はいはい二人とも。それくらいにして、早く鞄探そうよ」
電気が点けられる。
「あ、あったあった」
「まったく…」
「ん、あれ?何か変なニオイしない?」
「また怖がらせる気?」
「いや、ほんとに。でもこのニオイって…」
「はいはい、見つかったなら早く帰ろうよ。もうこんな時間だし」
「そうね」
電気が消され、三人が出て行った。
二人で溜め息をつく。
「危なかったわね。もう少しで見つかる所だったわ」
見つからなかったのは運が良かったとしか言いようがなかった。
「それにしても…」
茜が不敵な笑みを浮かべる。
「あなたの香り、気付かれてたわね」
茜が私の秘部を撫でてきた。
「あぅっ」
「それもそうよね。だって、あなたのココ、とってもいやらしい香りがするんですもの」

その後、無事音楽室に到着することができた。
制服を着て、茜から下着を返してもらった。
時間が時間なので、音楽室の鍵を返しに行くときは大変だった。
校舎を出た時、茜が口を開いた。
「なんか、色々な意味で刺激的でしたね」
「茜のせいよ?全く、あなたが大丈夫だって言うから一階に降りたのに…」
「ともあれ、何事もなくてよかった」
心底楽しそうな茜を見ていると怒る気も失せてしまう。
「で、どうでした?夜のお散歩は」
「うーん、やっぱり怖かったわね。周りが暗いっていうのもあるし、静かだから余計に物音が気になってしまうのよ。それに絶対人に見つからないとは言い切れないでしょ?実際、かなり際どかったし」
「あー、あれですね。反省してます。私もつい興奮しちゃって」
そう言って苦笑する。
「でも、友子さんも結構楽しんでましたよね?」
「そ、それを言われると…まあ確かに良かったけど、リスクを考えるともう出来ないなあ」
「そうですか、残念です」
「ただ、こういうのも悪くないなって思ったよ。内容云々もあるけど、なんか、茜の愛を感じたっていうか…」
自分で言ってて恥ずかしくなった。
「茜が私の事を本当に思っててくれてるんだって分かって、ね。だから私も茜に身を任せようって思えたんだと思う」
照れくさくて、茜の顔を見ずに言った。
「えへへー」
茜が腕に抱きついてきた。
茜の嬉しそうな顔を見ていると、こっちも幸せな気持ちで満たされる。
「まあ、周りから見たら変かもしれないけど、こういう関係も悪くないかなっていうか…」
「私は友子さんのそば居られるだけも幸せですよ」
このままずっとこうしていたい。
「友子さん、明日の事なんですが」
「明日?」
「はい。もしよろしければ部活の後私の部屋へお招きしたいのです。あ、もちろん他に用事があるのなら断ってくださっても全然構いません」
「茜の部屋に、私を?」
「一度、友子さんとゆっくりお話ができたらと思っていたんです。友子さんの事、もっと知りたいですし」
「明日かぁ」
明日は友達と買い物にでも行こうかと思っていたのだが。
しかし、茜の部屋に行ってみたい気はする。
「どうですか?」
不安げな顔で覗き込んでくる。
「うん、分かった」
友達とはまた別の日に遊ぶことにしよう。
[ 2007/07/12 19:33 ] 小説 | TB(0) | CM(2)